ゆめの残滓

2003年7月15日
時々夢を見る。

とても昔で最近のことのような夢。

よく覚えてはいないけど
目覚めるときはいつも泣きながら。

誰かの名前を呼びながら探しながら
結局見つけることが叶わないそんな夢。

とても悲しいってことと
とても切ないってことと
とても寂しいってことと
取り戻せないという深い後悔の残滓が
目覚めると心の中にある。

変なの。

彼はちゃんと傍にいるのに
ちゃんと傍にいるのに
この腕の中にいるはずなのに
そんな夢を見た後はとても不安になる。

思わず電話をかけてしまう。

電話をかけて存在を確かめる。

寝ぼけていてもかすれた声で電話に出てくれる貴方は優しい。ちゃんと私の不安を汲み取ってくれる。

だからまた安心して眠ることができるんだ。

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