NO FUTURE

2004年6月20日 音楽
横浜へ彼に会いに行った。

まず彼が私に会いたいと言う。私も会いたかったから横浜に会いに行くくらいなら大したことではなかった。
そしたら、自宅まで来てほしいという。理由は父の日だから、父親のために家族でご飯を食べるのが習慣のためご飯を外せない、ということらしい。それなら、私は横浜で軽く食べて、彼の家族がご飯を食べ終わるくらいの頃に伺う、と言った。

普通、よそのお宅へお邪魔する時はご飯時を外すのが常識だ。
私の中で、だけど。そーいう風に育てられている。

そしたら彼が家族にも私が横浜に来ているということを言ったらしく、家族も家へ来ればいいのに、と言い出したらしい。最初は断ったものの、そのため家に行かざるを得なくなった。

でも本当は行きたくなかった。
ストレスがたまるのが分かっていたから。疲れるのが分かっていたから。
生理的嫌悪感を感じる相手がいる場所にわざわざ行く人間なんてそうそういないだろう。そんな相手がいるところに無理して行ったところで、嫌いなものは変わらないしお互い嫌な気分をするだけだ。周囲の人間にも気を遣わせて悪い。

そこまで嫌いな人間は、今のところ、2人しかいない。
1人は自分が関わりを持たないようにできる相手だから問題ない。
でも、もう1人はそういうわけにもいかない。

いつもの、彼の弟さんの彼女ちゃん、だ。

彼の実家にほとんど棲みついているに等しい。

まあそれはどーでもいいとして、本当に嫌。
第一印象も良くなかったし、天敵デハナイケレド、嫌い。
理由は特にないけれど、いや、あり過ぎてわからないだけか、本当に嫌。
人としての最低限度の礼節を持って接するのも嫌。

それだけ嫌い。

でも結婚することが決まっている関係上、嫌でもかかわりは持たざるを得ない。彼の家族の手前、最低限度の礼節は守る。

忍耐力ギリギリ。
いつものように振舞うことはできない。この点においては天敵なのかもしれない。

笑顔も心無い愛想笑いにしかならない。

今日は、彼女ちゃんは食事中に自分の胸の大きさがいかに大きいかという話を始めた。

胸の大きいのは確かだから認めよう。でも胸と同じ幅でお腹もでているよね。Fカップなのは凄いと思う。その分、土台も大台だよね。栄養も脳みそまでにはまわらなかったみたいね。あ、知性の部分が発達しなかっただけかぁ。炭水化物ダイエット?は?いまさら?そこまでいっちゃったら無理よ、大変だから止めなさい。だってスゴイ食べているじゃない。

なんてココロの声。彼の家族が居なければ普通に言ってただろう。

食事中にそういう話を平気でできる神経も凄い。

気さくと下品をやっぱり履き違えているようにしか思えない。

そんな彼女ちゃんが教職をとっているという。
来年、高校に戻って教育実習をするという。そのあたりはどーでもいい。

高校名を聞いて納得。

あいつと同じ高校だったので驚いた。
あいつって誰かって?
もう一人の嫌いな人間、だ。

どーりで。ものすごく、納得。

彼には悪いけれど、長居をしたくなかった。

明日からまた仕事が始まる。
仕事前に疲れてどーする。1週間もたなくなっちゃう。

ご免蒙る。

暇ではない。
自分の気分次第でどうにかなるような、ものではないから。

彼には悪いと思う。
だけどもう彼の家に行きたいとは思わない。しんどい。疲れる。ストレスが溜まる。
正直な気持ちだ。

結婚するからには譲れない部分がある。
この点は絶対に譲れない。何があっても譲らない。

所詮、彼の家族は彼の家族であって、どんなにしたって私の家族ではない。赤の他人、だ。彼と私が家族になることはあっても、彼の家族が私の家族になることはない。彼にとって私の家族が彼の家族にならないと同様に。

それが分からないなら、結婚してもうまくいかない。

家族も同然、なんて滅多にない。
同然といっても所詮、赤の他人だ。

どう言ったところで彼には伝わらない。彼は理解し得ない。やっぱり考え直した方がいいのだろうか。

優しくて思いやりがあっていい彼だと思う。彼がいい彼氏なのは、あのことで私に対する罪の意識があることが少なからずあると思う。無いとは言えないだろう。だから、人一倍に『結婚』と『私』と『自分と私との子ども』に執着する部分もあるに違いない。

それはいまさら言ったところで、過去の事実は変わらないから仕方ないことだけど。

無神経でワカラズヤなところがある。

それも私が譲れない部分で。

結婚してもうまくやっていけないのではないかという不安の理由がここにもある。

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